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スコーミッシュでの暮らし#27 冬の便り
2026-02-10 (ANJUブログ)
こんにちは!皆さん、いかがお過ごしですか?私はふと、去年の今頃を思い浮かべてみたのですが、ワーホリまであと3ヶ月を切ってワクワクドキドキ、そして日本のみんなとのお別れが寂しくて堪らなかったのがいい思い出です。
そして、当時は、想像のできないカナダでの暮らしに時々押しつぶされそうになっていました。
「冬はどのくらい寒いの?」
「本当に冬の間は晴れる日がないの?病まない?」
「冬って車の運転大丈夫!?」
はい。主に冬の心配です。「夏のスコーミッシュは最高で心配いらない!」ということは、クライミングトリップでスコーミッシュに一度来ていたので知っていました。が、問題は冬です。
というのも、日本にいても、冬は大好きな瑞牆山にいけずにちょっぴりメンタルが落ちていた私。
寒いのが苦手で、アルパインクライミングもちょっぴり性に合わず、結局雪遊びに馴染めていなかった私。
太陽が何よりも大事!!!な私。
さてさて、そんな私ですが、心配をよそに、実はカナダの冬を超満喫しています〜〜!
ということで今日は、スコーミッシュ冬の報告になります!
実際の天気
10月以前、秋晴れクライミングの記事を書きましたが、月の1/3~1/2くらいは秋晴れの日があり過ごしやすい季節でした!

雨の日、カエデの葉っぱが地面いっぱいに広がり幻想的に。

少し標高の高い山に行けば雪も楽しめます!

人も少なくて、チェーンスパイクさえあれば、ハイキングに最適のシーズンでした。
11月
雨の日がグッと増えましたが、それでもちょこちょこ雨がやみ、晴れの日も数日ありました。

ウィスラーのスキー場のオープンは11月後半。スコーミッシュの象徴 Mt.Chief もまだ雪がつかずに雨の日でもサクッと登れて週3でハイキングする日々でした。雨上がりのChiefほど美しいものはありません。
12月
ほぼ雨!時々曇り。晴れと青空が心の底から恋しい日々でした。

ただ、クリスマスにスコーミッシュにも雪が降り、世界が真っ白に!Chiefにも雪が降ったので登ってきました!雪はちょっぴりテンション上がりますね。
1月
晴れの日が1〜2週間続いて冬が終わったかと思いました!

私は雪が降らずコンディションの悪いウィスラーのスキー場に通っていましたが、晴れを逃すまいと、スコーミッシュ内にはマウンテンバイカーとロッククライマーがたくさん出現していました。


スノボ後にちょっとトレイルを歩いて夕陽を見る日々。これ以上の幸せがこの世にあるんだろうかと思ってしまうくらい幸せな日々です。
2月
執筆している今、2月に入ったばかりですが、雨と曇り多め。それでも晴れや青空にもお目にかかれるので、12月に比べたら全く苦でないです。
例年だと、2月、3月とどんどん天気のいい日が増えていくそうなので、もう冬の一番辛い時期(今シーズンは12月ですかね)は乗り越えたのかなと思います!
実際の寒さ
皆さんは「カナダ=寒い」という印象ありますか?私が住んでいるのは西海岸のスコーミッシュという街。バンクーバーの北の街です。
実は、西海岸はそれほど冷え込みません。東京と同じか、なぜかもう少しマシに感じます。
バンクーバーの平均最高気温は5°C 〜 8°C、平均最低気温は1°C 〜 3°C
スコーミッシュはバンクーバーよりも全体的に2〜5℃ほど気温が下がります。
一方ロッキー山脈近くのカルガリーは、平均最高気温が-1°C 〜 1°C、平均最低気温が -12°C 〜 -11°C。時々寒波がやってきて-20℃に行くこともあるそうで、カナダのイメージ通りとっても寒いです!ただし、青空が多いのが特徴です!
もう少し東側も見てみましょう。トロントは、平均最高気温-2°C 〜 0°C、平均最低気温 -10°C 〜 -7°C と氷点下の日が多く、風が強いため体感温度はさらに低いらしいです。天気は曇りが多く、どんよりしているそうです。
バンクーバーかカルガリーか、まるで天気(晴れ)を取るか気温(暖かさ)を取るかのような選択ですね。
スコーミッシュの家では、基本家にいる時は暖房をつけています。
車社会なので、東京で電車とバス通勤していた時よりも薄着で過ごしています。
日本にいたときは、上下ヒートテックの手放せなかった私ですが、最近はほとんど着用していませんね。
道路状況

雪道や凍ったハイウェイでのスリップを心配していたのですが、今のところ全く問題ありません。今年雪があまり降らないせいか、12月に一度だけハイウェイに雪がつきましたが、ウィンタータイヤで走れば全く問題ない少量の雪でした。
ハイウェイでは凍らないよう日々塩が撒かれるなど対策もされており、雪国に来たという実感の湧かない日々です。
ただ「降る時は降る」そうなので、雪道運転もマスターしたいものです。
メンタル的な話
カナダ西海岸に住むと「冬は病む」という言葉を耳によくします。実際に「冬季うつ」という言葉が日本にもあり、日照時間の減少によるセロトニン分泌量の減少によって冬に抑うつ症状が現れることがあるそうです。
私も日本で毎冬、モチベーションの低下を強く感じていました。ただ私の場合は、瑞牆山のシーズンが終わってしまうことによるモチベーションの低下でもだったので、「冬の間は暖かいエリアでボルダリングをする」ということを覚えてからはそこまでモチベーションが低下しなくなりました笑
さて、話をカナダ西海岸に戻します。
バンクーバーの「日が登っている時間」は夏は1日16時間。冬は8時間になります。
しかし、ほとんどが雨または曇りなバンクーバーの冬の実際の日照時間は1日平均1.5〜2時間だそうです!
これは本当にセロトニンもビタミンDも不足しメンタルがやられてしまいます。
さらに、冬の日の出も朝の8時という遅さで、早起きしにくくなる悪循環。
ただ、私はクライマーらしからぬ冬季うつ脱却の手段を発見しました!
そう、それはスキー・スノーボードに行くことです!

何がいいかと言いますと、
①街が曇りや雨でも、ウィスラーの山の上は晴れていることがある
②早寝早起き生活に勝手に切り替わる
③個人的に室内ボルダリングよりも山の空気を吸うことのほうが精神安定に繋がる。
腕の怪我が治ってから1ヶ月以上週3日間スノボに行っております。おかげで、日光を浴びる機会が増え、早寝早起き生活に切り替わり、山の空気を吸って気持ちよく過ごしています。
あとはサプリメントでビタミンDを補っています。
スノボとサプリのおかげで日々とても元気に過ごしております。スノボに週3日行くと、流石にクライミングジムに行く回数は週2日になってしまいますが、量より質!高いモチベーションでジムにも行くことができるので悪くないです!
仕事事情
一応ワーキングホリデーでカナダに滞在しているので冬の仕事情報も。スコーミッシュは夏に比べて観光客がグッと減り仕事もさほど忙しくないです。
ただ、前回もお話しした通り、夏の終わりと同時にこの地を去る人が一定数いるので「どこも全く雇ってもらえない」ということはなさそうです。
ガッツリ稼ぎたい人は、ウィスラーに行くと観光客とスキー客で賑わっていて仕事がたくさんありそうです。
冬はウィスラー、夏はスコーミッシュなんて風に移動するアウトドア系労働者もたくさんいます。
スコーミッシュ↔︎ウィスラー
クライミング↔︎スキースノボ
パーティーライフ↔︎スローライフ
大きくこんな風にも比較できるのかなと思います。
余談
それから余談ですが、仕事関連でもう一つ。私は11月末のボルダー中の腕の怪我で1ヶ月間、仕事すらできませんでした。
お金どうしてたの!?とか思われると思うのですが、実はカナダにはEI(Employment Insurance)と呼ばれる素晴らしい制度があります。
カナダで一定時間以上働いていた人が、怪我や病気で働けなくなった場合、収入の半分ほどの額を国からいただけるという制度です。もちろん、申請にあたって医者の診断書や、雇用主からの書類等が必要で、申請自体もそこそこ面倒でしたが、それでもお金をいただけるとのことで喜んで申請し、実際にお金をいただくことができました。
海外で怪我=帰国!なんてイメージでしたが、幸いにもなんとかなりましたので、皆さんも万が一に備えてEIの存在を頭の片隅に入れておいてください。
冬のカナダいかがだったでしょうか?
「冬には根を上げて日本に帰国するんじゃないか」と、心のどこかで思いながらカナダにやってきました。しかし、想像以上に楽しい冬を過ごせていて、とても嬉しい限りです。
皆さんの冬も楽しくて暖かいものでありますように。
では、また〜!
寺井杏雛