NEWS
カナダ スコーミッシュ ボルダーツアー 後編 AN#21
2024-09-06 (ANJUブログ)
前編はこちら。
遠い一手をバシッと決める気持ち良い課題!
一発目からしっかり初手が止まり安心するが、案外その後の左手出しに苦労して2トライくらいした。最後は、足が切れてしまったのでキャンパでリップをとってちょっとギリギリな感じで完登。
本題のThe Airtight Garage V6☆☆☆☆は昨日と同じところまでいってまたしても力尽きてしまう…。
続いて馬場さんの本命課題、Resurrectiionへ。 こちらも前回と同じところまで行くものの、動けず…。
ひとまず敗退してしまったが、どでかいナメクジ、Banana Slugに出会う。北米に生息するナメクジらしいが、見た目がなかなかグロいので閲覧注意…
私はナメクジ、カタツムリはどうしても気持ち悪くて触れないが、馬場さんと岩場に現れた5歳くらいの少年は嬉しそうに手に乗せていた…笑
日中気温が上がってしまったので、夕方まで川でのんびりレスト。
街の人も多く訪れ、大人から子供、犬までみんな川浴びしている。
カナダの犬はよく躾されているのか、自然の中ではリードをつけていない犬がほとんどで、吠える犬もいなかった。
夕方、もう一度、The Airtight Garageを少しやらせてもらうが、登れず。なかなか終われない。 総カロリー2400kcalのポテチ片手に登ってる姿勢が悪かったのだろうか。笑
この日は珍しく、女子5人がこの課題に集まり、国を超えた女子セッションができた。 が、誰も登れず!笑
たくさん打てば登れそうだが、せっかくスコーミッシュにきて、他にも楽しい課題がたくさんあるので、もう今ツアーでは諦めようと意を決して敗退。強くなって次回サクッと登らないと。
私が女子たちとセッションしてる間、馬場さんは他の課題を登りながら、日本人2人と出会ったという。
私も気になり声をかけてみると、一人はスコーミッシュ在住のかがやん。 彼は、クライミングメインで遊んでいるわけではないのだが、なんと日本に私との共通の知人がたくさんいる方だった!世界は狭いな〜。
もう一人はクライミングがほぼ初めてだと言う。
そんな二人とちょこっとだけセッションさせてもらったのも良い思い出!
さて、私が二人とセッションしている間、馬場さんがSesame Street V9(Top100)をトライしていたので、私もそちらの岩に行ってみる。
お隣にTim’s Sloper Problem V5(Top100)があるのでトライ!
見るからに被っていて苦手そうだが、やってみると意外と、いやとっても楽しい!
写真の一手、上部のスローパーが最初全く持てず怖かったが、何度かやるうちに持てる場所を発見。無事に完登。
一方馬場さんもSesame Streetをバラし終えたとのことだったので、繋げ体制に!
私は、その間周辺課題をひたすら登りまくる。 というのも、なんとこの日を入れてもあと3日+帰国日の朝しか登れない。毎日なんとなく連登していたがもっとちゃんと登らねば!とようやく遅すぎるスイッチが入ったのでした。笑
Thighmaster V4☆☆☆☆
両足ヒールからのちょっと遠いガバを取る初手が悪い課題。短いけど初手止まった後もちょっと悪くて良い課題!
馬場さんはヨレもあってワンデイは厳しいと判断し、翌日に持ち越すことに。疲れていたのでキャンプではなくこの日は街に降りるたびに目に入っていた派手な外見のメキシカンSunny Chiba’sへ。小さいサイズのブリトーのはずだが、全然でっかい。
そして、岩と街の距離が本当に近い。この景色を日常的に味わうというのは一体どんなものなんだろうか。
お腹を満たした後は、かがやんがマネージャーをしているという、Raincity Distillerのカクテルラウンジへ。
Raincity Distillerはジンの蒸留所で、ラウンジではジンを中心にお酒が飲める。日本でまともにジンを飲んだことがなかった私だが、ジンの世界がとっても魅力的だということに気がついてしまった!
ベースはさまざまで主に穀物類を使うとのことだが、ボタニカル(植物成分)によって香りづけするのがジンの特徴だという。そして、ボタニカルとして「ジュニパーベリー」を必ず使うことがジンの決まりだという。 そのため、今回いろいろ試飲させてもらったジンは、どれも全く異なる風味だった。ウィスキーや日本酒も、もちろん種類ごとに風味が変わるのはもちろんなのだが、ジンはその風味の変化がもっと大きくまるで違うお酒を飲んでいるようだった。
美味しいのはもちろん、飲んでいて楽しかった!
日本に帰っても、積極的に美味しいジンを探求してみようと、新しい楽しみと出会うことができた。
朝一、馬場さんSesame Street V9(Top100)のリベンジへ!
なかなか核心パートが繋がらず、若干の諦めムードの中、「これで出来なかったら移動しよう」と言った直後、ビシッと決めてきた!さすがすぎる!
続いて、いつしか私がThe Airtight Garageで女子セッションしていた際に、マダガスカルの隣の島からやってきたという少女二人組に「あなたなら登れるわ!」とおすすめしてもらったSee of Doubt V6☆☆☆☆へ。
少女たちの言う通り、登れた。 最初の足が非常にハイステップで乗り込むところが核心だと思われる。隙間っぽいコーナーの課題なので、ワイドで培ったプッシュ力を活かして、サクッと完登。
続いて、近くのTop100、Timeless V5 へ。
スコーミッシュ前半は避けていた傾斜も今となっては楽しくてしょうがない。
実は、夏の間岩ではなくジム中心に登り、ジムでも苦手意識の強かった傾斜中心に登っていた。おかげで、スコーミッシュではグレードはともかく傾斜課題を楽しむことができたという大きな収穫がある。
結局、写真とは異なり、もっと木の背後を攻めたライン取りで完登。
他にも敗退したりしながら夕方まで楽しんだ。
この日は、にっしーやおちむー、浅井さん、アメリカ南北大陸で長期トリップ中のがちおさんたちと食事をしようとなんとなく打ち合わせていたのでキャンプ場へ。
おちむーがカレー作ってジャーごと持ってきてくれたり、ステーキ焼いたり、アップルパイ食べたり、
にっしーとおちむーが永遠にくだらない下ネタで喜んでいたりと、いい時間だった。ちなみに、二人は今秋ヨセミテツアーを組んでおり、チーム名は「ワレメ兄弟」とのこと笑。頑張れ!
DAY3のスラブで膝を痛めて以来、ずっと違和感とともに登っていた私だが、正直このトレッキングが一番不安だった。が、なぜか登ってみたら痛みがほとんどなくなった。
1時間ちょっとでピークへ。登り始めはガスガスだったが、少し経ったらマシになった。山頂からの景色と馬場さん。
本当はもっとハウサウンドの海とか絶景が観れるらしい。
トレッキング後は、何日ぶりかわからないシャワーへ。
気持ちよかった〜。切実にフライト前に綺麗になれてよかった〜〜 。
さて、午前中のアクティブレスト?とシャワーによって、身も心もすっきりしたので午後からクライミング再開。
馬場さんはResurrectiion V9(Top100)リベンジへ。私は、どこかで誰かがおすすめしてくれたSpace Monkey V5(Top100)へ。
ガッツリ傾斜課題!これをしっかり登って、傾斜好きを名乗ろうと気合を入れてトライ。
手や足は結構良いが、ヨレて傾斜に負けそうになるのと、リップが全然ガバじゃなくてそこでも何度か落ちた。ヨレヨレだったが気合いでなんとか完登。
傾斜への苦手意識が完全に吹っ飛んだ。楽しかった!
馬場さんはResurrectiionは初日から高度が上がらず、次回のツアーへ持ち越すことに。
でも、しっかりSpace Monkeyの隣のラインCradle Robber V8☆☆☆☆を完登!
最後には、可愛いフクロウにも会うことができて大満足な1日。
信じられない速さで最終日となってしまった。 フライトが昼過ぎなので、久々に早起きをしてテント撤収を済ませ、2時間だけ登る。小雨が降っていたが森の中なので、問題なく登れた。
私は実は初日に敗退していた、Easy in an Easy Chair V4(Top100)を再トライ。
小雨だったが、雨で気温が一気に下がったおかげか、初日よりはるかにホールドが持てて無事登れた。
最後は馬場さんが、Minor Threat V6(Top100)をトライ。
繋げトライの際には、12連登のヨレで前半のガバパートから落ちそうになっていたが気合いでねじ伏せサクッと完登。
これにて、スコーミッシュツアー終了!
一瞬で終わってしまった。
遠征計画時、私は国内ボルダーに夢中になりたてで、日本にもっと登るべき岩があるのでは?夏はジムトレして国内の秋冬に備えたほうが良いのでは?と、海外クライミングモチベが少し低めだった。そのため、12日と短めに設定してしまったのだったが、実際短く物足りなすぎた。
でも、どんなに短くても、クライミング的な成果が少なくても、行ってよかった。前に、ヨセミテど敗退記を書いたので読んだ人は知っているだろうが、ヨセミテでは登っている時目の前のラインに対して純粋に楽しいなんてほとんど思えなかった。ホローフレークは少しは楽しかった気がするが、基本怖かったり、うまく登れないことに対する悔しさや悲しさ、そういう感情と共に登っていた。
今回はビッグウォールどころか、ロープすら繋いでいないので当然お気楽なわけだが、でもそれでも目の前のラインに対して心の底から純粋に楽しいと思いながら、登ることができた。時々自問自答してしまう、私はピュアな意味でクライミングが好きなんだろうかという疑問に対して、あぁ大丈夫めっちゃ好きだ…と答えることができた。
一方で、ロープのもどかしさや悔しさ、怖さ、それらを超えた後に味わえるあの完登の感動を久々に味わいたいと前向きに思うこともできた。
自分のピュアな気持ちに出会えて、いけいけクライマー達から最高な刺激をもらえて、素晴らしい旅だった!私ももっと登るぞ〜〜〜!!
※テントサイトや街、岩の情報はすべて2024年8月に行った時点のものであり、最新のものではございませんので、ご注意ください。
ハイクオリティな写真は、馬場さんが撮ってくださいました!
寺井杏雛
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
入荷、お得な情報はInstagramをチェック!
フォローお願いします。
DAY8(8/8)
朝から宿題回収のため、再びGRAND WALL へ。 アップにTitanic V3(Top100)。遠い一手をバシッと決める気持ち良い課題!
一発目からしっかり初手が止まり安心するが、案外その後の左手出しに苦労して2トライくらいした。最後は、足が切れてしまったのでキャンパでリップをとってちょっとギリギリな感じで完登。
本題のThe Airtight Garage V6☆☆☆☆は昨日と同じところまでいってまたしても力尽きてしまう…。
続いて馬場さんの本命課題、Resurrectiionへ。 こちらも前回と同じところまで行くものの、動けず…。
ひとまず敗退してしまったが、どでかいナメクジ、Banana Slugに出会う。北米に生息するナメクジらしいが、見た目がなかなかグロいので閲覧注意…
私はナメクジ、カタツムリはどうしても気持ち悪くて触れないが、馬場さんと岩場に現れた5歳くらいの少年は嬉しそうに手に乗せていた…笑
日中気温が上がってしまったので、夕方まで川でのんびりレスト。
街の人も多く訪れ、大人から子供、犬までみんな川浴びしている。
カナダの犬はよく躾されているのか、自然の中ではリードをつけていない犬がほとんどで、吠える犬もいなかった。
夕方、もう一度、The Airtight Garageを少しやらせてもらうが、登れず。なかなか終われない。 総カロリー2400kcalのポテチ片手に登ってる姿勢が悪かったのだろうか。笑
DAY9(8/9)
しつこく、朝、The Airtight Garageに再トライ。この日は珍しく、女子5人がこの課題に集まり、国を超えた女子セッションができた。 が、誰も登れず!笑
たくさん打てば登れそうだが、せっかくスコーミッシュにきて、他にも楽しい課題がたくさんあるので、もう今ツアーでは諦めようと意を決して敗退。強くなって次回サクッと登らないと。
私が女子たちとセッションしてる間、馬場さんは他の課題を登りながら、日本人2人と出会ったという。
私も気になり声をかけてみると、一人はスコーミッシュ在住のかがやん。 彼は、クライミングメインで遊んでいるわけではないのだが、なんと日本に私との共通の知人がたくさんいる方だった!世界は狭いな〜。
もう一人はクライミングがほぼ初めてだと言う。
そんな二人とちょこっとだけセッションさせてもらったのも良い思い出!
さて、私が二人とセッションしている間、馬場さんがSesame Street V9(Top100)をトライしていたので、私もそちらの岩に行ってみる。
お隣にTim’s Sloper Problem V5(Top100)があるのでトライ!
見るからに被っていて苦手そうだが、やってみると意外と、いやとっても楽しい!
写真の一手、上部のスローパーが最初全く持てず怖かったが、何度かやるうちに持てる場所を発見。無事に完登。
一方馬場さんもSesame Streetをバラし終えたとのことだったので、繋げ体制に!
私は、その間周辺課題をひたすら登りまくる。 というのも、なんとこの日を入れてもあと3日+帰国日の朝しか登れない。毎日なんとなく連登していたがもっとちゃんと登らねば!とようやく遅すぎるスイッチが入ったのでした。笑
Thighmaster V4☆☆☆☆
両足ヒールからのちょっと遠いガバを取る初手が悪い課題。短いけど初手止まった後もちょっと悪くて良い課題!
馬場さんはヨレもあってワンデイは厳しいと判断し、翌日に持ち越すことに。疲れていたのでキャンプではなくこの日は街に降りるたびに目に入っていた派手な外見のメキシカンSunny Chiba’sへ。小さいサイズのブリトーのはずだが、全然でっかい。
そして、岩と街の距離が本当に近い。この景色を日常的に味わうというのは一体どんなものなんだろうか。
お腹を満たした後は、かがやんがマネージャーをしているという、Raincity Distillerのカクテルラウンジへ。
Raincity Distillerはジンの蒸留所で、ラウンジではジンを中心にお酒が飲める。日本でまともにジンを飲んだことがなかった私だが、ジンの世界がとっても魅力的だということに気がついてしまった!
ベースはさまざまで主に穀物類を使うとのことだが、ボタニカル(植物成分)によって香りづけするのがジンの特徴だという。そして、ボタニカルとして「ジュニパーベリー」を必ず使うことがジンの決まりだという。 そのため、今回いろいろ試飲させてもらったジンは、どれも全く異なる風味だった。ウィスキーや日本酒も、もちろん種類ごとに風味が変わるのはもちろんなのだが、ジンはその風味の変化がもっと大きくまるで違うお酒を飲んでいるようだった。
美味しいのはもちろん、飲んでいて楽しかった!
日本に帰っても、積極的に美味しいジンを探求してみようと、新しい楽しみと出会うことができた。
DAY10(8/10)
朝一、馬場さんSesame Street V9(Top100)のリベンジへ!なかなか核心パートが繋がらず、若干の諦めムードの中、「これで出来なかったら移動しよう」と言った直後、ビシッと決めてきた!さすがすぎる!
続いて、いつしか私がThe Airtight Garageで女子セッションしていた際に、マダガスカルの隣の島からやってきたという少女二人組に「あなたなら登れるわ!」とおすすめしてもらったSee of Doubt V6☆☆☆☆へ。
少女たちの言う通り、登れた。 最初の足が非常にハイステップで乗り込むところが核心だと思われる。隙間っぽいコーナーの課題なので、ワイドで培ったプッシュ力を活かして、サクッと完登。
続いて、近くのTop100、Timeless V5 へ。
スコーミッシュ前半は避けていた傾斜も今となっては楽しくてしょうがない。
実は、夏の間岩ではなくジム中心に登り、ジムでも苦手意識の強かった傾斜中心に登っていた。おかげで、スコーミッシュではグレードはともかく傾斜課題を楽しむことができたという大きな収穫がある。
結局、写真とは異なり、もっと木の背後を攻めたライン取りで完登。
他にも敗退したりしながら夕方まで楽しんだ。
この日は、にっしーやおちむー、浅井さん、アメリカ南北大陸で長期トリップ中のがちおさんたちと食事をしようとなんとなく打ち合わせていたのでキャンプ場へ。
おちむーがカレー作ってジャーごと持ってきてくれたり、ステーキ焼いたり、アップルパイ食べたり、
にっしーとおちむーが永遠にくだらない下ネタで喜んでいたりと、いい時間だった。ちなみに、二人は今秋ヨセミテツアーを組んでおり、チーム名は「ワレメ兄弟」とのこと笑。頑張れ!
DAY11(8/11)
帰国前日になり、ようやくchiefのピークへ行ってみることに。DAY3のスラブで膝を痛めて以来、ずっと違和感とともに登っていた私だが、正直このトレッキングが一番不安だった。が、なぜか登ってみたら痛みがほとんどなくなった。
1時間ちょっとでピークへ。登り始めはガスガスだったが、少し経ったらマシになった。山頂からの景色と馬場さん。
本当はもっとハウサウンドの海とか絶景が観れるらしい。
トレッキング後は、何日ぶりかわからないシャワーへ。
気持ちよかった〜。切実にフライト前に綺麗になれてよかった〜〜 。
さて、午前中のアクティブレスト?とシャワーによって、身も心もすっきりしたので午後からクライミング再開。
馬場さんはResurrectiion V9(Top100)リベンジへ。私は、どこかで誰かがおすすめしてくれたSpace Monkey V5(Top100)へ。
ガッツリ傾斜課題!これをしっかり登って、傾斜好きを名乗ろうと気合を入れてトライ。
手や足は結構良いが、ヨレて傾斜に負けそうになるのと、リップが全然ガバじゃなくてそこでも何度か落ちた。ヨレヨレだったが気合いでなんとか完登。
傾斜への苦手意識が完全に吹っ飛んだ。楽しかった!
馬場さんはResurrectiionは初日から高度が上がらず、次回のツアーへ持ち越すことに。
でも、しっかりSpace Monkeyの隣のラインCradle Robber V8☆☆☆☆を完登!
最後には、可愛いフクロウにも会うことができて大満足な1日。
DAY12(8/12)
信じられない速さで最終日となってしまった。 フライトが昼過ぎなので、久々に早起きをしてテント撤収を済ませ、2時間だけ登る。小雨が降っていたが森の中なので、問題なく登れた。私は実は初日に敗退していた、Easy in an Easy Chair V4(Top100)を再トライ。
小雨だったが、雨で気温が一気に下がったおかげか、初日よりはるかにホールドが持てて無事登れた。
最後は馬場さんが、Minor Threat V6(Top100)をトライ。
繋げトライの際には、12連登のヨレで前半のガバパートから落ちそうになっていたが気合いでねじ伏せサクッと完登。
これにて、スコーミッシュツアー終了!
一瞬で終わってしまった。
遠征計画時、私は国内ボルダーに夢中になりたてで、日本にもっと登るべき岩があるのでは?夏はジムトレして国内の秋冬に備えたほうが良いのでは?と、海外クライミングモチベが少し低めだった。そのため、12日と短めに設定してしまったのだったが、実際短く物足りなすぎた。
でも、どんなに短くても、クライミング的な成果が少なくても、行ってよかった。前に、ヨセミテど敗退記を書いたので読んだ人は知っているだろうが、ヨセミテでは登っている時目の前のラインに対して純粋に楽しいなんてほとんど思えなかった。ホローフレークは少しは楽しかった気がするが、基本怖かったり、うまく登れないことに対する悔しさや悲しさ、そういう感情と共に登っていた。
今回はビッグウォールどころか、ロープすら繋いでいないので当然お気楽なわけだが、でもそれでも目の前のラインに対して心の底から純粋に楽しいと思いながら、登ることができた。時々自問自答してしまう、私はピュアな意味でクライミングが好きなんだろうかという疑問に対して、あぁ大丈夫めっちゃ好きだ…と答えることができた。
一方で、ロープのもどかしさや悔しさ、怖さ、それらを超えた後に味わえるあの完登の感動を久々に味わいたいと前向きに思うこともできた。
自分のピュアな気持ちに出会えて、いけいけクライマー達から最高な刺激をもらえて、素晴らしい旅だった!私ももっと登るぞ〜〜〜!!
※テントサイトや街、岩の情報はすべて2024年8月に行った時点のものであり、最新のものではございませんので、ご注意ください。
ハイクオリティな写真は、馬場さんが撮ってくださいました!
寺井杏雛
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
入荷、お得な情報はInstagramをチェック!
フォローお願いします。