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カナダ スコーミッシュ ボルダーツアー 前編 AN#20
2024-08-29 (ANJUブログ)
今年はボルダーが楽しくて堪らないので、スコーミッシュに2024年8月1日〜12日まで、12日間のボルダーツアーに行ってきた。
スコーミッシュはカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州に位置し、ボルダー、トラッド、スポート、マルチ全てが揃っている。
かの有名なドリームキャッチャーやコブラクラックなどの高グレード有名課題から、超絶かっこいいV0課題も多数存在し、あらゆる層のクライマーが楽しめ、まさにクライミング天国だ!
今回のツアーは、日本から馬場さんと一緒に行動させていただき、スコーミッシュ在住のクライマーたちのお世話にもなりまくった。(いつか恩返しします!)
レンタカーを借り、車を走らせること1時間と少し、あっという間にスコーミッシュに到着。近い…近すぎる!
山々と海の絶景ドライブ。
chiefの1泊10ドルのキャンプサイトにすでに浅井さんがおり、一緒のサイトに混ぜてもらう。
ちなみに8月のスコーミッシュは特に土日祝日を中心にキャンプ場がたくさんの人で賑わう。予約が取れるキャンプ場は、すぐに埋まってしまう。
chiefは予約システムがないので、空いているテントサイトがあればそこにテントを張り人数分のお金を払うシステム。
スコーミッシュに数年暮らすおちむーと、ワーホリ中のにっしーと合流し、二人に案内してもらいがてら初日からボルダー開始!
GRAND WALL
Summer Vacation V0 ☆☆☆☆
記念すべき、スコーミッシュで最初に登った課題。
アプローチは1分ほど。 V0といえど、到着後早々に、どでかい岩を登るのはドキドキする!
その後はいろいろ触りながらサクサク岩場をまわり、GRAND WALLのおすすめ課題を教えてもらう。
ちなみに、こんな小さな岩(石)の課題もあって、 これはPortable Mantel V4 ☆☆☆
ちゃんとトポに載っている遊び心が素敵すぎる!
キャンプ場から1番近いGRAND WALLだが、1番規模も大きく、四つ星やTop100(おすすめ百選)がものすごい密度にゴロゴロ転がっており、ただただ感動。規模が違いすぎる…!
2日目もにっしーと合流し3人でGRAND WALL へ。
朝から種まきがてら、V6を触ろうと思い、垂壁カチ系のLoung Act V6☆☆☆☆ をトライするも、核心のムーブがまったくできない。そして何より指皮のえぐられ方が尋常でなかったので、逃げるように敗退。
続いて、馬場さん&にっしーがGolden Boy V7(Top100)をトライ!2人ともさくっと登る。私は周りの岩をちょこちょこ登りながら観戦。
その後、昨日トポを見ていて登りたかったTrad Killer V4へ。こちらもTop100!
ヒールに苦戦して、かなりバラしながらなんとか完登!ようやく、ボルダーしたって感じ。笑
最後はかっちょいいMantra V8(Top100)の2人のトライを応援。
核心止めるのに2人とも苦戦してたけど、ムーブがかっこいい!なかなか調子が上がらなくて、気が引けまくってたけど、自分も触るだけ触ればよかった!
15時頃クライミングを終了し、昼食とシャワーへ。
キャンプ場からスコーミッシュの街までは車で5分ほど。
シャワーはBrennan Park Aquatic Centreというプール施設へ!5.5ドルほどで、施設が全部使えるので、水着を持って行ってシャワーと温水プール、サウナを楽しむのがおすすめ。
スーパーで食材を購入し、キャンプ場で夕食。 毎日こんな景色を見ながらの食事。
この日も朝、馬場さんとGRAND WALLへ。
アップにTop100のSuperdyke V3をやるが、アップどころか、左膝を痛めて敗退…笑
手も足も絶妙に悪いスラブだが、背後の木が怖い!次来るときはサクッと登れるようになっていたい!
続いてようやく違うエリア、APRON BOULDERSへ。GRAND WALLより少し奥なのだが、猛烈な睡魔に襲われ昼寝している間に、馬場さんはさくっとGibbs` Cave V8☆☆☆☆ を登っていた…!
馬場さん曰くグレードのわりには登りやすいとか。
ちなみに北米に行くのは4回目なのだが、今回が一番謙虚に時差ぼけが出て、ツアー前半と帰宅後はとにかく眠かった。。涙
昼前ににっしーも合流し、初のエリアNORTH WALLを案内してもらう。
にっしーのおすすめJapanese Cowboy V5(Top100)をトライ!
見事に登るラインだけがホカホカに照らされ敗退!
スコーミッシュに来てから敗退ばかりで落ち込むなかとりあえず慰めにOutrage V3 ☆☆☆☆を登る。
上手く立ち上がって、アンダーを効かせる課題。
その後も色々トライしながら、NORTH WALL内を少し移動し、馬場さんの本命課題Resurrectiion V9(Top100)の偵察へ。
Resurrectiionの背後には素敵なTop100のDetached Flake V1もある。
スコーミッシュは、低グレードでも見た目が良かったり、内容が濃いものが多いので、誰でも楽しめるのが魅力的。実際に、日本で岩を登っていると真剣にクライミングをする「クライマー」って感じの人が多い印象。スコーミッシュではもっとラフでファンに、日本でいう「ランニング」くらい手軽に遊んでいる人たちも多く見られてそれも素敵な光景だった。
そうこうしている間に夕食時になったので、にっしーの職場でディナー。
この時、テラス席で19時半くらい。
…そう、スコーミッシュは日が長い! 昼間は日差しが暑いが、湿気も少なく日陰なら涼しく普通に過ごす分には快適。
私がいた期間は15-17時が気温が1番上がるが、昼過ぎまではコンディションも悪くなく、夜は21時半まで明るいので1番暑い時間を避ければかなり長時間ボルダリングが楽しめる素晴らしい環境。
さすがに敗退しかしてないので、夕方にJapanese Cowboyをリベンジしようと思い、午前中はのんびり登って過ごすことに。
NORTH WALLへ行き、低グレードのTop100や四つ星など楽しい課題を登る。
Amphitheater Left V1 ☆☆☆☆
苔がなんとも可愛らしい!
グレードは優しいが、楽しいが詰まった課題。
夕方、再びJapanese Cowboy V5へ。
乏しいフットホールドを誤魔化しながら、右上するライン。途中手のホールドも甘くなるがヒールを使って無事に完登!
見た目もカッコよく、高さもあって嬉しい一本! 何より、高グレードでなくても、こんなに大きくかっこいい課題がうじゃうじゃあるスコーミッシュ、最高に贅沢!
Bar Exam V6(Top100)のトライに馬場さんに付き合ってもらう。
バー試験。名前の通り、ニーバーで下部の被ったところを超える。
が、核心はマントルだった。すでに登り終えてる馬場さんも色々ムーブを探ってくださり、最適ムーブがみつかり無事完登!馬場さん、ありがとうございました!
その後も昼過ぎまでクライミングをするが、気温が高くなってきたので、川浴びへ。 テントサイトでばったり会ったおちむーも同行。
ムキムキすぎて怖いおちむーと、頭を熱心に洗う私。
夕方から再びクライミングへ。3人で異様に悪いV5のスラブに敗退し、私だけBackwards in an Easy Chair V4 ☆☆☆☆に大苦戦するも、最後まで2人が見守ってくれ、無事全力出し切って完登。
あまいリップをペチペチしながら、ヒールを寄せていく。非常にヨレるが楽しい課題。
ちなみに、GROUND WALLによく似た課題Easy in an Easy Chair V4というTop100の有名課題があるが、それはペチペチ右上するのに対して、名前の通り反対に左上する。 本家(Easy in an Easy Chair)の方がちょっと悪い。
ここでパワー使ったら、本命課題ヨレて出来なくなっちゃうかな、、とか指皮温存した方がいいかな、、とか、そんなことばかり考えて日本で登っていた今年の春。
良くも悪くも、特に目標課題もなしにふんわりスコーミッシュを訪れたので、毎日目の前の課題だけに集中できる感じが純粋に楽しくて堪らなかった。
朝一、馬場さんの目標課題、Resurrectiionへ。
素晴らしいスケール。かっこよすぎるハイボル。
核心ホールドまで辿り着くも、ホールドが悪くなかなか動けない模様。日を改めてトライすることに。
私は背後のHog Wild V5 ☆☆☆☆をトライ。
悪いし、強度高いしで、敗退。
昼すぎにおちむーの働くカフェにお邪魔し、美味しいサンドイッチをご馳走になった!
夕方からにっしーと合流し、にっしーのCobra Crackのビレイへ。
どっかぶりの壁に綺麗にクラックが走っている。 5.14のクラックなんて、下から見上げるだけじゃ何も想像もつかないが、色々と異次元だった。
夜はにっしーの住まうシャアハウスにお邪魔させていただき、5日ぶりのシャワーと、久々の屋根の下での就寝ができた。ありがたい!ありがとう!
日中は3人で街をウロウロ。
公園で昼寝もして、
夕方GRUND WALLへ。 昨日V6登れたので、そろそろV7トライしてみようと思い、まずは、The Golden Bowl V7 ☆☆☆☆へ。 あまり手応えのないまま、敗退。
続いてTop100のATD V7へ。
馬場さんは短時間で惜しいところまで行っていたが、私は全然登れそうなイメージが湧かないまま敗退。
最後にThe Airtight Garage V7 ☆☆☆☆へ。
苦手意識の少ない垂壁、カチ課題! 最初は止まる気のしなかった写真の初手を無事止め、カチに右手を送るとこまではできたのだが、その後動けない…。が、ようやく登れそうな課題が見つかった!
核心は越えていると思われるが決めきれなかったので、またリベンジしようと決め撤退。
ちなみに、DAY7というと、実はもうツアーの折り返しを過ぎてしまっている。
しかしツアー後半どころか、ラストスパートにかけてようやくやる気を出し始めるだいぶスロースタートな私なので、後編も読んでいただけたら嬉しいです〜!
-後編に続く-
急にブログに登場した馬場さん。今回のツアーではじめましての方!
にっしーの紹介で馬場さんがスコーミッシュへボルダーツアーへ行くことを知り便乗させてもいました。
育休中にツアーに行くという猛者。でも家族愛、娘愛めちゃ強でした。
何から何までありがとうございました!
にっしー
ナナファテで偶然知り合った同い年クライマー。休学してワーホリ中。
いつも眠そうで、限りなく無気力そうなのに、時々本気出すと鬼強く、ボルダーからアルパイン、大滝登攀までなんでもこなしちゃう。
今回、マット貸してくれたり、街や岩場案内してくれてとってもお世話になりました、あざす!
おちむー
去年ヨセミテで知り合ったスコーミッシュ在住クライマー。(来年帰国するとか)
髪の長さから、ヨセミテであさこまんが「落ち武者」と呼んだことから「おちむー」というあだ名がついてしまったが本人がとても気に入っているので無問題。
たくさんのキャンプ生活道具を貸してくれたり、ベリージャムを作ってもらったりと、たくさんお世話になりました!あざます!
浅井さん
日本で季節労働をしお金を稼いでは、海外クライミングに勤しむクライミングジャンキー。
車を借りずに移動したり、シャワーを全部川での行水で済ませたりと、その「本気の」節約術は到底真似できないが、クライミングに対する心意気は是非とも見習いたい…!
テントサイト混ぜていただきありがとうございました!!!
幸運にも、こんなにもたくさんの楽しいクライマーたちと関わり合ってめちゃくちゃ良い刺激を貰えた。
そして「普通」「幸せ」ってなんだろうと何度も考えてしまった。笑
クライミングが大好きな人はたくさん知っている。
でも私の思う「普通の暮らし」を逸脱して、クライミングに狂う人たち(彼らにとってそれはきっと「普通の暮らし」なんだろうけれど)と久々に関わって、私ももう少し勇気を出してやりたいことをやってみよう思えた。ほんとにいい刺激もらえたな〜。
※テントサイトや街、岩の情報はすべて2024年8月に行った時点のものであり、最新のものではございませんので、ご注意ください。
ハイクオリティな写真は、馬場さんが撮ってくださいました!
寺井杏雛
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入荷、お得な情報はInstagramをチェック!
フォローお願いします。
スコーミッシュはカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州に位置し、ボルダー、トラッド、スポート、マルチ全てが揃っている。
かの有名なドリームキャッチャーやコブラクラックなどの高グレード有名課題から、超絶かっこいいV0課題も多数存在し、あらゆる層のクライマーが楽しめ、まさにクライミング天国だ!
今回のツアーは、日本から馬場さんと一緒に行動させていただき、スコーミッシュ在住のクライマーたちのお世話にもなりまくった。(いつか恩返しします!)
DAY1(8/1)
バンクーバー国際空港にお昼頃到着。レンタカーを借り、車を走らせること1時間と少し、あっという間にスコーミッシュに到着。近い…近すぎる!
山々と海の絶景ドライブ。
chiefの1泊10ドルのキャンプサイトにすでに浅井さんがおり、一緒のサイトに混ぜてもらう。
ちなみに8月のスコーミッシュは特に土日祝日を中心にキャンプ場がたくさんの人で賑わう。予約が取れるキャンプ場は、すぐに埋まってしまう。
chiefは予約システムがないので、空いているテントサイトがあればそこにテントを張り人数分のお金を払うシステム。
スコーミッシュに数年暮らすおちむーと、ワーホリ中のにっしーと合流し、二人に案内してもらいがてら初日からボルダー開始!
GRAND WALL
Summer Vacation V0 ☆☆☆☆
記念すべき、スコーミッシュで最初に登った課題。
アプローチは1分ほど。 V0といえど、到着後早々に、どでかい岩を登るのはドキドキする!
その後はいろいろ触りながらサクサク岩場をまわり、GRAND WALLのおすすめ課題を教えてもらう。
ちなみに、こんな小さな岩(石)の課題もあって、 これはPortable Mantel V4 ☆☆☆
ちゃんとトポに載っている遊び心が素敵すぎる!
キャンプ場から1番近いGRAND WALLだが、1番規模も大きく、四つ星やTop100(おすすめ百選)がものすごい密度にゴロゴロ転がっており、ただただ感動。規模が違いすぎる…!
DAY2(8/2)
2日目もにっしーと合流し3人でGRAND WALL へ。朝から種まきがてら、V6を触ろうと思い、垂壁カチ系のLoung Act V6☆☆☆☆ をトライするも、核心のムーブがまったくできない。そして何より指皮のえぐられ方が尋常でなかったので、逃げるように敗退。
続いて、馬場さん&にっしーがGolden Boy V7(Top100)をトライ!2人ともさくっと登る。私は周りの岩をちょこちょこ登りながら観戦。
その後、昨日トポを見ていて登りたかったTrad Killer V4へ。こちらもTop100!
ヒールに苦戦して、かなりバラしながらなんとか完登!ようやく、ボルダーしたって感じ。笑
最後はかっちょいいMantra V8(Top100)の2人のトライを応援。
核心止めるのに2人とも苦戦してたけど、ムーブがかっこいい!なかなか調子が上がらなくて、気が引けまくってたけど、自分も触るだけ触ればよかった!
15時頃クライミングを終了し、昼食とシャワーへ。
キャンプ場からスコーミッシュの街までは車で5分ほど。
シャワーはBrennan Park Aquatic Centreというプール施設へ!5.5ドルほどで、施設が全部使えるので、水着を持って行ってシャワーと温水プール、サウナを楽しむのがおすすめ。
スーパーで食材を購入し、キャンプ場で夕食。 毎日こんな景色を見ながらの食事。
DAY3(8/3)
この日も朝、馬場さんとGRAND WALLへ。アップにTop100のSuperdyke V3をやるが、アップどころか、左膝を痛めて敗退…笑
手も足も絶妙に悪いスラブだが、背後の木が怖い!次来るときはサクッと登れるようになっていたい!
続いてようやく違うエリア、APRON BOULDERSへ。GRAND WALLより少し奥なのだが、猛烈な睡魔に襲われ昼寝している間に、馬場さんはさくっとGibbs` Cave V8☆☆☆☆ を登っていた…!
馬場さん曰くグレードのわりには登りやすいとか。
ちなみに北米に行くのは4回目なのだが、今回が一番謙虚に時差ぼけが出て、ツアー前半と帰宅後はとにかく眠かった。。涙
昼前ににっしーも合流し、初のエリアNORTH WALLを案内してもらう。
にっしーのおすすめJapanese Cowboy V5(Top100)をトライ!
見事に登るラインだけがホカホカに照らされ敗退!
スコーミッシュに来てから敗退ばかりで落ち込むなかとりあえず慰めにOutrage V3 ☆☆☆☆を登る。
上手く立ち上がって、アンダーを効かせる課題。
その後も色々トライしながら、NORTH WALL内を少し移動し、馬場さんの本命課題Resurrectiion V9(Top100)の偵察へ。
Resurrectiionの背後には素敵なTop100のDetached Flake V1もある。
スコーミッシュは、低グレードでも見た目が良かったり、内容が濃いものが多いので、誰でも楽しめるのが魅力的。実際に、日本で岩を登っていると真剣にクライミングをする「クライマー」って感じの人が多い印象。スコーミッシュではもっとラフでファンに、日本でいう「ランニング」くらい手軽に遊んでいる人たちも多く見られてそれも素敵な光景だった。
そうこうしている間に夕食時になったので、にっしーの職場でディナー。
この時、テラス席で19時半くらい。
…そう、スコーミッシュは日が長い! 昼間は日差しが暑いが、湿気も少なく日陰なら涼しく普通に過ごす分には快適。
私がいた期間は15-17時が気温が1番上がるが、昼過ぎまではコンディションも悪くなく、夜は21時半まで明るいので1番暑い時間を避ければかなり長時間ボルダリングが楽しめる素晴らしい環境。
DAY4(8/4)
さすがに敗退しかしてないので、夕方にJapanese Cowboyをリベンジしようと思い、午前中はのんびり登って過ごすことに。NORTH WALLへ行き、低グレードのTop100や四つ星など楽しい課題を登る。
Amphitheater Left V1 ☆☆☆☆
苔がなんとも可愛らしい!
グレードは優しいが、楽しいが詰まった課題。
夕方、再びJapanese Cowboy V5へ。
乏しいフットホールドを誤魔化しながら、右上するライン。途中手のホールドも甘くなるがヒールを使って無事に完登!
見た目もカッコよく、高さもあって嬉しい一本! 何より、高グレードでなくても、こんなに大きくかっこいい課題がうじゃうじゃあるスコーミッシュ、最高に贅沢!
DAY5(8/5)
この日もNORTH WALLへ。Bar Exam V6(Top100)のトライに馬場さんに付き合ってもらう。
バー試験。名前の通り、ニーバーで下部の被ったところを超える。
が、核心はマントルだった。すでに登り終えてる馬場さんも色々ムーブを探ってくださり、最適ムーブがみつかり無事完登!馬場さん、ありがとうございました!
その後も昼過ぎまでクライミングをするが、気温が高くなってきたので、川浴びへ。 テントサイトでばったり会ったおちむーも同行。
ムキムキすぎて怖いおちむーと、頭を熱心に洗う私。
夕方から再びクライミングへ。3人で異様に悪いV5のスラブに敗退し、私だけBackwards in an Easy Chair V4 ☆☆☆☆に大苦戦するも、最後まで2人が見守ってくれ、無事全力出し切って完登。
あまいリップをペチペチしながら、ヒールを寄せていく。非常にヨレるが楽しい課題。
ちなみに、GROUND WALLによく似た課題Easy in an Easy Chair V4というTop100の有名課題があるが、それはペチペチ右上するのに対して、名前の通り反対に左上する。 本家(Easy in an Easy Chair)の方がちょっと悪い。
ここでパワー使ったら、本命課題ヨレて出来なくなっちゃうかな、、とか指皮温存した方がいいかな、、とか、そんなことばかり考えて日本で登っていた今年の春。
良くも悪くも、特に目標課題もなしにふんわりスコーミッシュを訪れたので、毎日目の前の課題だけに集中できる感じが純粋に楽しくて堪らなかった。
DAY6(8/6)
朝一、馬場さんの目標課題、Resurrectiionへ。素晴らしいスケール。かっこよすぎるハイボル。
核心ホールドまで辿り着くも、ホールドが悪くなかなか動けない模様。日を改めてトライすることに。
私は背後のHog Wild V5 ☆☆☆☆をトライ。
悪いし、強度高いしで、敗退。
昼すぎにおちむーの働くカフェにお邪魔し、美味しいサンドイッチをご馳走になった!
夕方からにっしーと合流し、にっしーのCobra Crackのビレイへ。
どっかぶりの壁に綺麗にクラックが走っている。 5.14のクラックなんて、下から見上げるだけじゃ何も想像もつかないが、色々と異次元だった。
夜はにっしーの住まうシャアハウスにお邪魔させていただき、5日ぶりのシャワーと、久々の屋根の下での就寝ができた。ありがたい!ありがとう!
DAY7(8/7)
日中は3人で街をウロウロ。公園で昼寝もして、
夕方GRUND WALLへ。 昨日V6登れたので、そろそろV7トライしてみようと思い、まずは、The Golden Bowl V7 ☆☆☆☆へ。 あまり手応えのないまま、敗退。
続いてTop100のATD V7へ。
馬場さんは短時間で惜しいところまで行っていたが、私は全然登れそうなイメージが湧かないまま敗退。
最後にThe Airtight Garage V7 ☆☆☆☆へ。
苦手意識の少ない垂壁、カチ課題! 最初は止まる気のしなかった写真の初手を無事止め、カチに右手を送るとこまではできたのだが、その後動けない…。が、ようやく登れそうな課題が見つかった!
核心は越えていると思われるが決めきれなかったので、またリベンジしようと決め撤退。
ちなみに、DAY7というと、実はもうツアーの折り返しを過ぎてしまっている。
しかしツアー後半どころか、ラストスパートにかけてようやくやる気を出し始めるだいぶスロースタートな私なので、後編も読んでいただけたら嬉しいです〜!
-後編に続く-
今回ツアーでお世話になったクライマー紹介
馬場さん急にブログに登場した馬場さん。今回のツアーではじめましての方!
にっしーの紹介で馬場さんがスコーミッシュへボルダーツアーへ行くことを知り便乗させてもいました。
育休中にツアーに行くという猛者。でも家族愛、娘愛めちゃ強でした。
何から何までありがとうございました!
にっしー
ナナファテで偶然知り合った同い年クライマー。休学してワーホリ中。
いつも眠そうで、限りなく無気力そうなのに、時々本気出すと鬼強く、ボルダーからアルパイン、大滝登攀までなんでもこなしちゃう。
今回、マット貸してくれたり、街や岩場案内してくれてとってもお世話になりました、あざす!
おちむー
去年ヨセミテで知り合ったスコーミッシュ在住クライマー。(来年帰国するとか)
髪の長さから、ヨセミテであさこまんが「落ち武者」と呼んだことから「おちむー」というあだ名がついてしまったが本人がとても気に入っているので無問題。
たくさんのキャンプ生活道具を貸してくれたり、ベリージャムを作ってもらったりと、たくさんお世話になりました!あざます!
浅井さん
日本で季節労働をしお金を稼いでは、海外クライミングに勤しむクライミングジャンキー。
車を借りずに移動したり、シャワーを全部川での行水で済ませたりと、その「本気の」節約術は到底真似できないが、クライミングに対する心意気は是非とも見習いたい…!
テントサイト混ぜていただきありがとうございました!!!
幸運にも、こんなにもたくさんの楽しいクライマーたちと関わり合ってめちゃくちゃ良い刺激を貰えた。
そして「普通」「幸せ」ってなんだろうと何度も考えてしまった。笑
クライミングが大好きな人はたくさん知っている。
でも私の思う「普通の暮らし」を逸脱して、クライミングに狂う人たち(彼らにとってそれはきっと「普通の暮らし」なんだろうけれど)と久々に関わって、私ももう少し勇気を出してやりたいことをやってみよう思えた。ほんとにいい刺激もらえたな〜。
※テントサイトや街、岩の情報はすべて2024年8月に行った時点のものであり、最新のものではございませんので、ご注意ください。
ハイクオリティな写真は、馬場さんが撮ってくださいました!
寺井杏雛
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
入荷、お得な情報はInstagramをチェック!
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