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スコーミッシュでの暮らし#26 キャンモア どっ被りスポートルート
2026-01-30 (ANJUブログ)
こんにちは!2025年の夏に、「キャンモア」というアルバータ州に位置するロッキー山脈の麓街に行って参りました。
私の住むブリティッシュ・コロンビア州の隣の州なのですが、ブリティッシュ・コロンビア州を横断するだけで約10時間かかります。カナダって本当に大きいんです…。笑
キャンモアはライムストーン(石灰岩)の街。おかげて水道から出てくるのはかなりの硬水。味が全然違います。キャンモアに住んでいる人は、浄水して飲んでいました。
石灰岩の街なので、多くの岩場はスポートルート主体で、傾斜の強い壁が多い印象。クラック好きな私からしたら、だいぶ専門外な感じですが、せっかくなので、スポートルートも楽しんできました!ちなみに、今回は各エリアに数時間〜半日しか滞在しなかったので、紹介できる本数もすごく少なくて申し訳ないです。ただ、「もっと長期的に、しっかり登りに行きたい!」と思わせてくれるような素敵な岩場でした!
グラッシーレイクス(Grassi Lakes)

まずは、エメラルドグリーン色の湖の真横でクライミングが楽しめるグラッシーレイクス(Grassi Lakes)。
この美しい透き通った湖を目的にやってくる観光客もたくさんいました。クライミングをするだけで、観光とクライミングを同時にできて満足感の高いエリアでした!
駐車場から歩いて砂道を下っていくと湖にたどり着くのですが、その道中にたくさんの壁があります。
傾斜の強い壁がずらっと並びますが、せっかくなので湖の近くまで行ってみようと思って降っていくと、 Meathooks areaに到着。短時間しか登れない予定だったので、迷わずそこで登ることに。
まずは、エリア名にもなっているMeathooks 5.11a をトライ。

難しいムーブはなく、ホールドもほとんどガバ!しかし傾斜がきつく朝イチからヨレヨレのOS。
ジムでクライミングをしているような課題でした。
続いて、B60 OFO 5.12a をトライ。

かなり長いルートになりますが、OSしやすい5.12aとのことで、ホールドはかなりポジティブ。しかし、クライミングを少々サボっていた私には登れませんでした涙。代わりに友人がOSしてくれました笑。こういうツアーでサクッと登れるよう日々トレーニングをしなくてはいけませんね。
クーガーキャニオン(Cougar Canyon)
続いてはクーガーキャニオン(Cougar Canyon)の一番奥、プラネットX(Planet X)に行ってきました!クーガーキャニオンには難易度様々のスポートルートが揃っており、たくさんの人で賑わっていました。しかし、プラネットXはキャニオンの一番奥にあるので、1時間以上歩き(歩きはずっと平地なので、楽ちんです)さらに、5.12~5.14までの高難度だらけのエリア!いかにも強そうなクライマーで賑わっていました。
そんな強強クライマーに囲まれながら、私は数少ない5.11台をトライしてきました。
Moon Boots 5.11d。

オレンジ色のロープがかかったラインです。
こちらは、小さなハング越えが核心になります。短いルート課題なだけあり、ムーブが重要でした。オンサイトは逃してしまいましたが、無事にRPしました。
もっと難しいのにトライする実力がなかったので、今回は5.12、5.13をトライするみんなを見学・応援。

強傾斜の壁にある課題はどれも長くハードそうでしたが、本当にかっこいい!
次回はサクッと挑戦できるくらい強くなっていたいです。
スポート高難度好きには是非チェックしていただきたいエリアでした!
エリソンレイク(Ellison Lake)

続いて、キャンモアにいく道中に立ち寄った「ケローナ」という街にあるエリソンレイクでのボルダリングを紹介します。
カナダでクライミングというと、
・スコーミッシュ
・キャンモア
・バガブー
・スカハ
を私は思い浮かべます。実際に大きくて有名はエリアは上記の場所だと思うのですが、各地にクライミングエリア自体はたくさんあります。せっかくなので、エリソンレイクに立ち寄ってみました。
一箇所に岩場が集合しているというよりは、湖畔を転々と回りながらボルダリングをしていきました。
美しい湖畔の周辺を散策しながらのボルダーは心落ち着く本当に素敵な時間でした。
お気に入りの課題は、Slabacadabra(スラバカダブラ)V4。

スラブの課題で、程よい高さがあるので緊張感のある1本でした。登り終えた後の、背後に広がる湖の景色はご褒美そのものでした。

こちらはトラバース課題と、スポートルートが複数ありました。
気温が高く、夏がシーズンのエリアではありません。しかし、そんなこと気にならないくらい素敵な時間を、岩を通じて過ごすことができました。
我々クライマーは、ボルダリングのマット1枚車に積んでおくだけで、こんなにも幸福感が増す生き物なんだと改めて実感しました笑。有名エリアもローカルエリアもいろんなところをてんてんと回っていくロードトリップなんかも、いつかはしてみたい!と思いました。
初めてのロードトリップ

以上が、キャンモアとその道中でのクライミングのお話でした!
今回は、初めて、自分1人で長距離を運転してのトリップだったので、始終ドキドキでした。
でも、夢だった北米のロードトリップの第一歩になったのかなと思うと、学びも成長もたくさんの有意義な旅でした。
そして、クライミングが私とその土地、そこに住む人を繋げてくれました。改めて、フリークライミングが私にとって本当に大切なものだと実感しました。
こんな夏の記事を書いていたら、夏が恋しくなってきました!
数日前まで、異例の晴れ続きのスコーミッシュでしたが、再び今日から雨が続きそうです。冬のスコーミッシュは車を45分走らせると、隣町ウィスラーでスキー・スノボができるので、もう少しウィンターシーズンを楽しみながら、引き続き夏に向けてジムトレ頑張ります〜〜!
前回、キャンモアにて滝の真横をマルチピッチした話を書いているので、よければそちらもどうぞ。
では、また〜
寺井杏雛