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スコーミッシュでの暮らし#24 キャンモア 滝の横登攀!

2025-12-27 (ANJUブログ)

こんにちは!秋シーズンが終わり、いよいよ冬!みなさん、登っていますか?

私は先月、ジムのボルダーで落ちて右肘を捻挫し、クライミングどころか仕事も休んでおります!
本当に辛いです!登れないってこんなにも辛いんですね。

怪我の経過やカナダでの病院・リハビリのあれこれは治ったら書かせていただこうかなと思っております。
もし、今なんらかの原因で登れない人がいましたら、一緒に頑張りましょう!涙



最近登れていない私ですが、夏の終わりに隣の州まで車でクライミングトリップに行ってきたので、紹介させてください!

今回向かったのは「キャンモアアルバータ州にあります。ロッキー山脈の麓街です。
(ロッキー山脈というとバンフの方が有名な街かもしれませんね。キャンモアはバンフの隣街になります。)


↑ちなみに、ちょっとでもカナダの大きさが伝わったら嬉しいなと思い地図を書いてみました。
10の州3の準州で成り立つカナダ。国内飛行機移動は当たり前の大きな国土を誇ります。

西海岸沿いにスコーミッシュがあり、真っ直ぐ東に進むとキャンモアがあります。
片道車で約900km。12時間くらい運転して、ずいぶん内陸に行ったつもりになっていましたが、こう見るとまだまだ西側です。


そして、キャンモアにも日本のクライマーたちが住んでおり、みんなと登ってきました!キャンモア周辺は、アイスクライミングなどの冬季アルパインクライミングとロッククライミングができる場所として有名なんです。

スコーミッシュの冬は0度〜5度くらいに対して、キャンモアは-10度は当たり前で寒波が来ると-20度になるそうです…極寒。
ロッキー山脈という雄大な山並みを持つだけなく、滝もキンキンに凍る寒さだからこそ冬季アルパインクライミングも盛んなようです。

ちなみに、スコーミッシュなど西海岸沿いでは、冬はスキーかスノボが主流。あまり冬季アルパインクライミングをやっている人は見かけません。キャンモアはスキー・スノボはもちろん主流ですが、アルパインをやる人も見かけるという印象ですね。



さてさて、ロッククライミングに話を戻します。
スコーミッシュは花崗岩なのに対して、キャンモア周辺は石灰岩!
今回はキャンモアでとっても印象的だったタカカウフォールの真横を登るマルチピッチを紹介します。


この滝、なんと落差約373m!ナイアガラの滝の約7倍!カナダ国内2位の高さを誇ります。

そんな大迫力の滝の真横をマルチピッチできるルートがあります。

その名もTakakaw Falls Route (11p, 5.7)

水飛沫を浴びながら、(と言ってもライン上は全然濡れてませんでした!)滝のこんなに近くをロッククライミングできるんです!
11ピッチといっても、グレードがすごく易しいのでピッチのリンクもできますし、比較的スムーズに登れます。

ただし、前半は少しルートファインディングが難しかったです。基本的にはボルトルートなのですが、ボルトが非常に見えにくく、どこでも登れるように感じる壁なので、よくトポを読みながら登りましょう。

そしてハイライトはなんと、

約100m続く真っ暗な洞窟!ヘッドライトが必要なのはもちろんなこと、匍匐前進で進まなければいけないくらい所々狭くなります。まるで誰かが意図的に作ったような綺麗な洞窟でしたが、天然だそうです。

洞窟を抜け、もう少し登ると滝の上。

滝の迫力だけなく、周りの山々もかっこいい。さすがロッキー山脈。

下降は懸垂下降です。途中トラバース移動もしながら、7回くらいラペルしたと思います。登るよりも降りる方が労力がかかるタイプのマルチピッチでした笑。


日が当たると非常に暑いので、日が当たらない午前中に登るのがおすすめです。平日だったにも関わらず3、4組いたのでなるべく早く出発するのをお勧めします!私たちは8時に駐車場につき、2番目でした。

ちなみに、タカカウフォールはヨーホー国立公園内にありますので、車の駐車の際はParks Canada パスを事前にオンライン等で購入するようにしましょう!



ちなみに、クライミング以外にもカヤックハイキングにも行きましたが、一言で言うと「スケールが違う」
同じカナダでも西海岸とロッキー山脈では全然違います。大きくて雄大なのはやっぱりロッキー山脈。


夕方にふらっと行ったカヤックもこの絶景。ランドル貯水池という「池」なはずなのに、一向に対岸に辿り着けない大きさ。(写真のさらに右奥にはまだまだ池が続きます。)


ハイキングに行った際の駐車場からすぐのカナナスキスレイクの景色。
満足して、ハイキングがスタートするまでに帰ってしまうところでした。


ハイキングすると辿り着くローソンレイクも非常に美しいです…。

と、まあ本当に美しいロッキー山脈。クライミングだけではもったいないので、レスト日にはハイキングなど他の遊びもすることを強く推奨します!

次回は、ロッキー山脈でのどっ被りスポートルートをご紹介します。
お楽しみに!

寺井杏雛