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ワイドにはこれを持っていけ! AN#19

2024-07-23 (ANJUブログ)

こんにちは!

前回、What is ワイドクラック にてワイドクラックの紹介をしました!

今回は、私が個人的に愛用しているものや、一度使ってみて良いなと思ったワイドギアやウェアをご紹介します〜


ギア編

シューズ:スポルティバ TCプロ
王道中の王道、キングオブトラッドシューズといっても過言でないかも知れません。(個人の感想です)
あらゆるワイドクラックに足を突っ込んでも負けない硬さは、ワイド初心者でも足の痛みを軽減できることでしょう。
 

私は、シューズ前方足の甲側のラバーが剥がれやすいので、そこにラバーを追加するという最強カスタムをリソール屋さんでしてもらっています。


ハーネス:ブラックダイヤモンド ソリューションガイド
ハーネス本体に樹脂製ガードがコーティングしてあり、摩擦耐性が高いです。なので、他のBDさんのハーネスでワイドクラックを登っていた時よりも、特にレッグループの消耗が少なく済みました。

腰の部分も大きめ&厚めなので、ビックウォール時など長時間ハーネスを履いたり、ハンギング時間が長くなっても痛くなりにくかったです。
とはいえ、レッグループの付け根のゴムはどうしてもワイドで擦れて消耗しちゃうので、テーピングやダクトテープで保護するのがいいんですかね…?


チョーク:東京粉末 Black Pack Large
続いてチョークについての紹介です。
正直、指先で登る繊細なボルダーとは違い、ワイドクラックはチョークの影響受けにくいと私は思います。

とはいえ、ワイドの中のホールドを使ったり、挟まるという有酸素運動では他のクライミングでは想像もつかないくらい汗をかきますのでヌメりを解消するためにもチョークは重要です。

そこで、ワイドクラックに多くある「花崗岩」において暑い中でもしっかりと機能を発揮してくれる東京粉末のブラックが最適だと私は感じました!


ロープ:エーデルリッド スイフト プロテクト プロ ドライ 8.9mm
こちらは知り合いが使っていて、借りた際に良いなと思ったもので、私自身は持ってはいないです!

ただ、こちらのロープ、「耐切断性能を持つアラミド繊維を外皮に編みこみ使用」しているそうで、実際に使っていても、岩の擦れに強いように感じました。

ワイドクラックはどうしても、エイトノットの部分はもちろん擦れますし、プロテクションセットできる箇所が限られているために、クラックの奥にロープが入りがちになったりと、ロープが擦れやすいです。なので、この「Cut Protect」と呼ばれる技術、ワイドによさそうです!


テーピング:メトリウス クライミングテープ、ニチバン テーピング
通常時はメトリウス、暑い時はニチバンの38mmが好きです。かなりの汗っかきぬめり手なので、夏は粘着強めのニチバンで、その他の時期はメトリウスが好きです。
が、皮膚の強さだったり、汗の量だったり、好みは人によりけりだと思うので、自分のお気に入りのテーピングを見つけられると良いですね!

ジャミンググローブならブラックダイヤモンドのCrack Glovesがおすすめです。こちらは日本には輸入されていないので、私は去年アメリカで購入しました。

実は、ジャミンググローブに対して、様々な意見があります。
テーピングはあくまで手の保護であるのに対して、ラバーが貼ってあるジャミンググローブは保護以上に、登る手助けになっていて「フリークライミング」において不正に近いんじゃないか、などの意見もあります。

私としては、ジャミンググローブは繰り返し使用可能なので、テーピングよりもお財布にも環境にも優しい点と、マルチピッチやビッグウォール中に着脱可能な点が、利便性が高く気に入っています。
とはいえ、ラバーの力が強すぎるのも、私個人としてはグローブの力を借りて登っているような気分になってしまうので、テーピングとのフリクションの違いが少なさそうなBDのものを気に入って使用しています!


カム:#6

これはもう、おすすめとかではなく、必需品なのと、#6って可愛いよねって話です!笑

大きなカムっていくつも腰につけて登れないので、自分より少し上にセットしてロープもかけた上で、登った分カムもずらし上げていく登り方を私はよくします(「ズラッシング」なんて言ったり言わなかったり…)。

カムはクラックの外に極力出さないようにするのと、途中で細いクラックがあればそこにもプロテクションを取りますが、カムをずらしている最中に落ちた場合ノープロテクションで落ちることになるというリスクもあるので、推奨はしません。

が、そういった登り方をしなければいけない場面も多く、そうなると他のカムに比べて#6は一緒にいる時間が長くなるので愛着が湧きます。中には名前つけているワイド愛好家たちもいるとか…!


ウェア編

トップス:コットンのTシャツ
Tシャツは擦れることで、ズボンほどでなくとも消耗しますし、フリクションが重要です。速乾性のツルツルの服よりは、コットンの方が、フリクションもあって、丈夫でもあります!なので、コットンTシャツがおすすめです。

特に、パタゴニアの「レスポンシビリティー」と名のつくTシャツはコットン50%、ポリエステル50%の混合素材で100%コットンのものよりも丈夫に感じます!ハサまってもヨレにくく、かつフリクションもばっちりでおすすめです!
今(ブログ執筆現在)オンラインストアにあるものはこちら↓
https://store.pump-climbing.com/products/110526.html
https://store.pump-climbing.com/products/110332.html
https://store.pump-climbing.com/products/110331.html
https://store.pump-climbing.com/products/110328.html
https://store.pump-climbing.com/products/110574.html

ちなみに私は暑ければ全然半袖+サポーターで登りますが、傷だらけになりたくない人には夏でも薄手のコットンの長袖Tシャツ推奨です。

世界の北平さんのTシャツ みたいになるまで登り込むのは相当な年月とワイドクラック愛が必要そうですが、
私くらいのワイドとの戯れでも

このくらいの穴は空いてしまいます。


ボトムス:リサイクルショップのデニム
ワイドクラックは足腰を非常によく使います。岩とのフリクションでその場にとどまったり、登ったりしていくので、ズボンのフリクションと丈夫さはとっても重要です。

ある程度丈夫な服でないと、大きな力のかかりやすいお尻周辺や膝部分は簡単に破けてしまうので、個人的には「リサイクルショップの」デニムがおすすめです!笑

ワイドで使うものの中で、1番の消耗品はデニムなんじゃないかと思います。
もちろん上達すれば皮膚、服、ギア全てへのダメージが少なくなっていきますが、やはり最初はものすごく激しく消耗します。なので、リサイクルショップに行くと数百円でデニムが手に入るのでおすすめです。服の心配せずに気兼ねなく登ることを推奨します…!


その他:百均の肘・膝サポーター
半袖だろうと、長袖だろうと肘のサポーターと膝のサポーターは欲しいですね。私もワイド1年目は何もつけずに登っていましたが、このブログに載せられないくらいの怪我を負いました。
が、肘や膝のサポーターを導入したところアザも傷もぐっと減りました!私はかなり痛みに強い方なので、なくても登れますが、あったほうが絶対パフォーマンスも上がると思います!

こんな感じで服の上からつけます。


本気トライの時は、テーピングでサポーターがずれないように止めちゃうのおすすめです!
あと、ズボンの裾もテーピングで止めて捲れ上がるの防止すると、トライに集中できます。


以上が個人的おすすめのワイドギア・ウェアでした!
今日もここまで読んでくださり、ありがとうございました〜〜!



寺井杏雛

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