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※SALE品の為、返品交換は出来ません。
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常識を覆す新発想 画期的な NO-EDGEコンセプトを採用し、ホールドとのダイレクトな接地感を実現しました。均ーなエッジプレッシャーによりシューズと足が一体化する感覚を得られ、正確な足運びを可能にします。ソリューションのファストレーシングシステムを進化させて搭載し、レースシューズに迫るフィット感を実現。

※EUR36hは色褪せによる左右差がございます。

≪La sportivaサポートクライマーの樋口純裕によるレビュー≫
全体の作りがスポルティバ製品の中では細めに作られている印象で、新品の状態で足を入れたときは強めに足全体を締め付けられる感じがする。
つま先のポイントは少しターンイン気味。シューズが足に馴染むまではシューズの中で足がギュッとなっているせいかあまりしならない。
ただ、足馴染みはかなり早い方で、6,7時間あたりから足の動きにシューズがついてくるようになり、個体にもよるが24時間も履いていれば普通に本気トライに使えるようになる。
足裏感覚だが、なんといってもこのシューズの特徴であるノーエッジが好みを分つポイント。
スポルティバの仲間に聞いても好き嫌いがはっきり分かれる。
もちろん自分はこのシューズを世界一愛している自信があり、当然ノーエッジをとても気に入っている。
それでも踏むモノによって向き不向きはあると感じている。
具体的には、つま先が入り難いシワやカットのない外傾した小さなホールドを踏むのはエッジのあるシューズより踏みやすいと感じるが、木ハリボテのようなフラットな面を足裏全体で踏むのは少し慣れが必要だと思う。 フックに関しては、誰にでも簡単にかけられるシューズではない。
トゥーにしてもヒールにしても、股関節から足の動きをしっかりコントロールし、フックした足にしっかりと体重を預けられるだけの体幹の力がなければ使いこなすのは難しい。
逆にそういった能力があれば万人向けのシューズではできないようなセオリー度外視のフックも可能になってくる。
このシューズは寿命が早いと思われがちだが、個人的にはソールの一番美味しいところからフリクションを感じにくくなるまでの期間はかなり長いと感じる。私はこのシューズを本気用と練習用で2足使っている。
本気用はコンペやOS、RPトライの時(1週間あたりだいたいルート15~20本分くらい)だけの使用で、練習用はアップ、トレーニング、セットの試登など、週5,6のクライミングでガッツリ使う感じ。
そんな使用頻度で本気用は1.5〜2シーズンくらい、練習用は3ヶ月くらいで次のシューズを慣らし始めるといった具合だ。
あとは独特な形のベルクロを長持ちさせられるかにかかっている。
これについては、片手でベルクロの先端だけを引っ張ることでベルクロの折り返し部分に過度な負荷をかけてしまうことに起因していると考えられる。
両手を使い、できるだけ折り返し部分で擦れないように締め上げれば、ソールの寿命より先にベルクロが切れる事故を減らせるはずだ。
ちなみに私は初代フューチュラが発売され使い始めた時から今日までずっと履き続けてきたが、この締め方を心がけることで、1度もベルクロもらずに使い続けられている。
まとめると、それなりの技術や能力を要求されるシューズだが、しっかり使いこなせれば間違いなく1段階上のレベルのクライミングが可能になる、可能性を秘めたシューズだといえる。