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Midnight Lightning スコーミッシュ発祥ブランド紹介
2026-08-24 (ANJUブログ)
こんにちは!今回はMidnight Lightningというスコーミッシュ発祥のチョークブランドについて紹介します!
この「チョクトパス」を見たことある方もいるのではないでしょうか?

↑かわいいチョークボール。
突然のブランド紹介、私のブログ史上初なのですが、これにはワケがありまして…
実は今年から、現地でMidnight Lightningのスタッフとして働いています!
遡ること数年前、Midnight Lightningとの出会いは日本。それもこのブログを書かせてもらっているPUMP店頭にてでした。その時は、「環境にやさしい」という文言とポップなブランド名が印象的でした。
時は流れ昨年カナダのスコーミッシュにやってきて、初めてこのチョークがスコーミッシュブランドだということを知ります。
そして、ご縁があり今年から当ブランドにて仕事をさせていただくことになりました!
トップ画像に写っている男性は、オーナーのJon! 大規模な工場で大量生産するのではなく、オーナーのJonと一緒にローカルな環境で丁寧に作っている、大きすぎないアットホームなビジネスです。 私の仕事内容はチョークを詰めるというシンプルな作業ですが、現場でJonたちの想いに直接触れながら、ブランドが掲げるエコなモノづくりに関われるのが本当に嬉しいです。
「クライミングが環境に与える影響を減らすこと」
そんな「小さくても大きな想いを持った」Midnight Lightningが目指す理念は、3つの側面からクライミングが環境に与える影響を減らすこと。1つ目の側面は、「製造工程の影響」を減らすこと。実は多くのチョークの原料は鉱山からの採掘によって得られます。この方法が環境に与える影響は、
・大規模な土地の切り開きによる生態系の破壊や環境破壊
・重機の使用における二酸化炭素の排出
・大気汚染
などが考えられます。
一方、Midnight Lightningでは「海水由来のチョーク」を使用しており、陸上環境への負担がかからず、炭素排出量も低く、しかし高品質のチョークを作ることができます。
ブラシにおいても、栽培時の水の使用量が少なくて済む環境にやさしい植物の繊維で「毛」の部分が作られ、「持ち手」は竹で作られています。これらは、豚(一般的に多くのブラシの毛は豚毛によるもの)や広葉樹、プラスティック、その他の素材を使うよりもずっと環境にやさしいのです。
2つ目の側面は、海洋からプラスティックを取り除く活動をしている『Oceanworks(オーシャンワークス)』という組織に売り上げの一部を寄付し、「環境への還元」を図っていること。
多くの企業では回収したプラスティックは最終的には発電のためなどに燃やされて終わることが多いですが、Oceanworksでは回収したプラスティックをリサイクル素材としての販売の仕組みを提供しています。
3つ目は、「廃棄物」を減らすこと。
液体チョークは詰め替え可能なパッケージを使い、クライマーに詰め替えてもらうことで、実際に2万本以上のボトルを削減しています。
また、個包装なしの取り組みもしており、例えばチョークボールはクライミングジムにて瓶に入れられて売られていたり、チョークの量り売りも行われています。
こういった個包装無し販売は、日本ではまだあまり浸透していない売り方だと思います。でも、ジムにて、チョークバックにそのままチョークボールやチョークを入れてもらうのは無駄がなくてとっても環境にやさしいと思います。

↑チョークボールの個包装無し販売。
実際に職場でパッキングの仕事をしていて気づいたことがあります。
それは、1つの商品を届ける裏側には、想像以上にたくさんの「梱包資材(プラゴミ)」が存在するということです。
チョークを入れるための製品袋(パッケージ)そのものが、何十個単位などでプラスチック袋に包まれて届きます。 でも、これはモノづくりや物流において商品をきれいな状態で届けるための「必要な管理(例えば、Amazonで買い物をした時に商品が裸で届かないのと同じ理由)」でもあります。メーカー側としても品質を保つために仕方のない側面があるのは事実です。
だからこそ、わざわざ個包装された商品を買うのではなく、ジムでの「量り売り(リフィル)」や「裸販売」を利用することに本当の意味があるのだと痛感しました。
もちろん日本でもMidnight Lightningのチョークが量り売りされたらとても嬉しいですが、日本には素晴らしい国内ブランドのチョークがたくさんあります。まずはそれぞれの国で、自分たちの国産チョークを量り売りで買える仕組みが広まっていくことこそが、サステナブルなクライミング文化への大切な第一歩なんじゃないかなと個人的に思っています。
ちょっと話が広がりましたが、以上、三つの側面から環境への配慮を行っているMidnight Lightning。次は実際の商品を紹介します!
実際の商品紹介
チャンキーチョーク
ランダムに入った大小様々なチャンク(塊)が特徴!

指で簡単に潰せる絶妙な硬さで、揉み込みながら手になじませると、驚くほど超微粒子へと変化します。ジムのプラスチックホールドはもちろん、スコーミッシュのような粗い花崗岩でも抜群のフリクションを発揮します!
パウダーチョーク

最初から極小粒子に粉砕されているため、潰す手間ゼロで一瞬で手全体に均一になじみます。チャンキー譲りの高いフリクション性能はそのままに、素早いチョークアップやチョークボールへの補充にも最適です。
チョクトパス

かわいい!とにかくかわいいです。チョークバックから覗く愛くるしいチョクトパスを見るだけでモチベが高まります。
触り心地も良く、しっかり手にチョークがつくと同時に、チョークバックからのチョークが舞うのを防ぎます。
さいごに
これまで個人的に、「チョークと環境問題」というと「チョークが岩に残る」ことを中心に考えていました。なので、日本での岩を綺麗にして帰る文化は本当に素敵だと思います。カナダではあまりチョークを落として岩を綺麗にする文化がありません。パモブラシを各人・各グループ持ち歩くのも日本ならではだと、こっちに来て気が付きました。
でも、それだけでなく、「環境にやさしいチョークを選択する」ということも私たちにできることです。
もちろんチョークは人それぞれ手に合う合わないがあるので、一概に「Midnight Lightningのチョークをみんなで使いましょう!」とは言えません。でも、環境に配慮したチョークという選択肢もあるんだということを皆さんに知ってほしいなと思って今回書きました!
とはいえ、理念もチョーク自体もとっても素敵なMidnight Lightning、ぜひ実際に使ってみてほしいです♫
では、また!
寺井杏雛