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スコーミッシュでの暮らし #21 雨の日完全ガイド アウトドア編

2025-11-20 (ANJUブログ)

こんにちは!

今日はスコーミッシュにツアーを考えている人に向けた雨の日完全ガイド アウトドア編です!
夏の晴天率は非常に高いのですが、でもお天道様の気まぐれもあります。それに夏に雨が一度も降らないのも困りもの。

そこで、雨の日の楽しみ方を紹介しますね!今回は、ツアー中にレスト日なんていらない!!!という元気な人に向けた、雨の日でもできるアウトドア アクティビティをご紹介。


1. 岩でスポーツクライミング

「え??雨だよ?」って?
大丈夫です。スコーミッシュにも、雨の日にも登れるどっ被りスポートエリアはあります!
その名もThe Circus [サーカス]The Monastery[モナストリー]! Cheakamus canyon[チーカマス キャニオン / 通称チェック]というエリアにあります。

残念ながら私自身は雨の日に行ったことがありませんが、どっ被りが多いので雨の日にも登れるとのこと。5.8から5.13まであります。

特にサーカスの多くのルートはドローがフィックスされているので、自分でドローをかけていく必要もなく、降りたい時に降りることもできます。まるでクライミングジムかのように気楽にトライできます。

また、雨上がりにもおすすめです。実際に私がサーカスに行ったのは朝までガッツリ雨が降っていた日のお昼ごろ
相当の雨量があったにもかかわらず、日当たりの良さで一瞬で乾いていきます。

↑水溜りがどんどん蒸発していく様子。

登って楽しかったのは、
The Neutered Bovine 5.11c

短い中にボルダリーなムーブが詰まっていて楽しかったです。

また、サーカスのお隣には、Big Showと呼ばれる超高難度の壁があります。

135度か140度くらいあるんじゃないかという壁に5.14までのルードが目白押し。こちらも朝まで雨の日にも、お昼過ぎにはほとんど乾いていました。


ちなみにこのチーカマスというエリアは、チーフのキャンプ場から歩いてのアクセスは厳しいです。(遠いです。)
夏の間はバスでのアクセスも可能ですが、レンタカー勢向けかもしれません。


2. 降り始めなら、グランドウォールボルダー

「え??雨だよ?」って?
大丈夫です。スコーミッシュの森は木々が屋根になってくれるので、降り始めであればボルダーできます。
特にGrand Wakll[グランドウォール]は大きな森なのでおすすめ。チーフのキャンプ場から目と鼻の先なので、雨が強まれば撤収も容易です。

5月に何度かやりましたが、さほど問題なく登れました。ただしフリクションは良くはないです。でも、スラブも登ったので、登れます。


3. ハイキング

「え??雨だよ?」って?
大丈夫です。トレイルの半分以上は森の中なので、思ったよりも濡れません。
私もこの秋は雨の中、週2、3日はハイクしております。ただし、木の根と岩の上は、とても滑ります。アプローチシューズで行き、ゆっくり歩くことを推奨します。

では実際のハイキングコース
・Chief[チーフ] 1st
 (/ 2nd / 3rd Peak / Sea to Summit Trail[シー トゥー サミット トレイル])

私はハイキングで行ったことがあるのは、1stピークのみ。(マルチピッチで2nd、3rdに行ったりしました。)
1stピークまでは、チーフのキャンプ場の奥からスタートして登り1時間弱、くだりは30分ほどです。健脚な人は2時間見ておけば、確実に登って降りてこれます。下部は森の中。階段をひたすら登ります。特に最初の木製階段が心臓破りです。その後も勾配はきつめ。そして、最後は山頂に向けてスラブが登場します。滑って転ばないように気をつけていきましょう。

1stピークが一番お手軽です。でも2nd peakや、3rd peak、あるいは全てのpeakを目指すのもきっと楽しいと思います!私もピーク3つを縦走したいのですが、せっかくなら晴れた日にやりたい。しかし、晴れた日は遠出かクライミングか、バイクか…違うことをついついやりがちでして、なかなか手が回らないのです。

ちなみに、Sea to Summit Trailは、途中まで1stピークを目指してから道が分岐し、ゴンドラの方へと歩いていくトレイル。帰りはゴンドラで帰ってくる、なんてこともできちゃいます。あるいは、往復ゴンドラに乗って完全レストモードでまったりするのも良いかもしれませんね。ゴンドラのサイトはこちら

・Murrin Park Loop Trail[マリン(ミューリン) パーク ループ トレイル]

こちらは、チーフに比べて緩やかなトレイルです。1時間もかからないトレイル。


歩き始めてすぐにレイクがあり、その後比較的勾配のゆるいトレイルを歩いていきます。
こちらも、ところどころ滑りやすいので気をつけて歩きましょう。


途中、ビューポイントがあり、景色がいいとこんな絶景に出会えたりもするので、天気が良い日に行くのももちろんおすすめ。

ちなみに名前の読み方ですが、マリンでもミューリンでもどっちでも通じます。どっちが正しいのかいまだにわかりません。。。笑

・Four Lakes Trail[フォー レイクス トレイル]

Alice Lakeにあるチーフに比べて緩やかなトレイル。ですが、ミューリンよりは長め。トータル1時間半くらいでしょうか。名前の通り、4つの湖を回るトレイル。傾斜が緩い分、トレランもしやすいです。何度か走りました。基本ずっと森の中なので、雨にもあまり当たらずに済みます。


以上雨の日にも気軽にできるハイキングでした。もちろん、もっとガッツリ歩くハイキングもスコーミッシュ周辺にはたくさんあるので、またの機会に紹介したいと思います。

4. サーモン観察(9~10月限定)


最後に、少しはレストしたいよって人向けの、サーモン観察です。
スコーミッシュでは、サーモンが秋に産卵のために戻ってきます。なので、川にいくと、そこらじゅうにサーモンがいます。
ひたすら上流へと流れに逆らって向かう姿。鮭生最後の最大目標のために雄を、雌を、取り合う姿。産卵を終え、絶えゆく姿。絶えた肉体が腐敗していく姿。全て見ることができます。死んだサーモンがたくさんいるのでニオイもそれなりに臭いです。見た目もかなり生々しいです。そんな、自然を真っ向から感じることのできるサーモン観察。秋に来た際にはぜひ行ってみてください。

基本的にどこの川にもサーモンはいますが、川が濁って見えないことが多いのでみやすいポイントをGoogleマップでシェアしますね!
マップ上の川①はチーフから近くてアクセスもしやすいかと思いますが、私自身、雨の日に見に行ったことがないので確実に透明かどうかは定かではありません。が、普段は透明な川でサーモンもクリアに見えるので見える可能性が高いと思います。駐車場はマップには表記しませんでしたが、エプロンのパーキングか、ノースウォール方面の砂利道の駐車OKスペースに!
確実なのは、川②。友人が雨の日にも見えたと言っていたので、こちらの方が確実に見えると思います。チーフからは少々遠くなりますが、ぜひ気になる人は行ってみてください。



以上、雨の日ガイド アウトドア編でした!
いかがだったでしょうか?
これで雨も怖くないでしょう!

ちなみに、アメリカ・カナダの人は「傘」を使わないって聞いたことありませんか?
これは、正しいです笑。
もちろん人によりますが、大半の人は小雨ならフードor気にしない、雨ならレインジャケットを着て普通に過ごしています。私もだいぶ雨に慣れてきました。こっちにきてから半年間、傘を使っていません!(持ってません笑!)なので、北米ツアーで傘を持ってくるべきか迷ったら、代わりにレインジャケットを持ってくるといいかもしれませんね。

では、次回はインドア編をご紹介します!
お楽しみに〜〜!

寺井杏雛