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年始 高知ボルダーツアー AN#24

2025-02-12 (ANJUブログ)


ご無沙汰してます!
気がついたらブログを放置して数ヶ月が経ってしまいました。。。ごめんなさい。
岩に行きつつ、卒論を書きつつ、インドに行ったり、マウンテンバイク(MTB)を始めたりと色々元気に過ごしておりました。

ちなみに、前回のブログ(五ヶ月前?)で、クラックについて書きましたが、あの後久々に瑞牆のフィンガークラックを登りました!
ボルダーの甲斐あってか、以前は全くダメダメだったフィンガーを楽しいと感じられるようになっていました。一方で、ワイドクラックはあんまり登れなくなっていたうえに「え??しんどっっ」と感じるようになっていました。バランスよく全部強くなるのは至難の業ですね。
秋シーズン、いっぱいクラック登るぞ!と意気込んだものの、なぜか急にインドに行きたくなり、ガンジス川で沐浴するなどした結果、盛大に体調を崩し、私の瑞牆秋シーズンは水の泡になりました。笑

↑聖なるガンジス川での沐浴

さて、本題に!
年始に高知県にボルダートリップに行ってまいりました! 東京からハイエースで6人、マット6枚、私はほぼ爆睡させてもらって気がついたら高知にいました。(運転本当にありがとうございました。)

DAY1 黒潮ボルダー

大晦日の夜中に東京を出て、昼前に黒潮ボルダー、中部海岸エリア、春野に到着。 かの有名な松風(1級)をトライ。
通常はデットで遠いカチを止めにいく映えるムーブですが、遠そうだったのでスタティックなあまり映えないムーブで挑戦。上部のカチをタッチしては落ちてを繰り返し、時間切れで決めきれず。強くなって出直します、、、悔しい!

↑松風

香川に来たわけではないけど、なぜか四国に来るとうどんを食べたくなるのは私だけでしょうか。美味しいうどんをお昼に食べて、大山岬エリアに移動して、愛と絶望の狭間(1級)を30分だけトライ。こちらも時間切れで決めきれず。本当はもっと登りたいものの、藁焼き鰹の塩タタキが私たちを呼んでいたので仕方ありません。



↑藁焼き鰹の塩タタキ。美味しかったです。

DAY2 奥物部ボルダー

二日目は、奥物部へ。黒潮の海のロケーションはもちろん最高でしたが、こちらは川がとっても澄んでいて綺麗。


↑もう少し暖かければ泳ぎたい!DWS(ディープウォーターソロ)も楽しそう!

まずは、笹渓谷エリアにて、名前が気になっていたすさまじい逆層(5級)

↑すさまじい逆層

綺麗な逆層のスラブでした。でもお隣のボルテックス(1級)の方が凄まじい逆層。
ボルテックスは足がツルツルなのが苦手で、少しお触りして気になっていたドワーフ(初段)へ移動。

↑ドワーフ

最初の3手頑張ればあとはガバカチ。下地も良くて、得意系だったので、サクッと登れました。
続いて、クロール(初段)へ。


↑クロール
最初ムーブが分からず苦戦していたものの、その場にいた優しいお姉さんにトゥーを教えてもらい核心解決!
こちらもサクッと終わると思いきや、上部落ちを繰り返し移動時間が差し迫る中、ギリギリ完登。危なかった!

日が傾いたころに、少し移動して大きな岩、吊り橋フェイス右(8級)、中央(4級)、左(6級)を登りました。
4級は下部の足が悪く、一手とても遠く悪かったです。でも、上部はとっても易しいのでお手軽ハイボル。もっと強くなって、もっと難しいハイボルに挑戦したい!


↑吊り橋フェイス中央

DAY3 黒潮ボルダー

三日目は再び黒潮に。
岩のスケールも、ロケーションも最高なので登りたかった波打ち際のフェイス(2級)をトライしに名村海岸エリアへ。
しかし名前の通り、波打ち際なので、干潮時しか登れなさそう。(時期によると思います。)なので、しばらく干潮待ちで近くの漂着岩で遊ぶことに。

↑漂着岩
岩自体は大きいけど易しいグレード多めで、ロケーションも最高なので満足度高めです! 凹角(6級)、左フェイス(6級)、レイバック(3級)、右フェイス(6級)

裏側にも3級が2本あって、そこそこ高いマントル課題を、ほぼずり落ちながら登りました。。怖かった。


↑ハング このあとヒールが抜けてきて…全身のフリクションで登りました笑

さて、干潮の時間が近づいてきたので、波打ち際のフェイス(2級)へ行きましたが、残念ながら下地が現れることはなかったので諦めて他の課題へ。次は潮の満ち引きも考えて遠征したい!

移動中にキューブ(5級)とかいう、スーパー映え課題が登場したので登りました。グレード関係なく最高に楽しい。

↑キューブ

そのまま海岸沿いを歩いて移動し、縁(1級)へ。少しトライしてみたものの、パワフルすぎてワンデイできそうになかったので、諦め青と白の狭間で(1級)。

↑青と白の狭間で
縁と同じグレードではないなぁ(易しいなぁ)と思いながら、ヨレッヨレの中振り絞ってギリギリ完登。笑

さて最後に車で移動し、これまた有名な、百と八つの流れ星へ。

↑夕焼けもあって、アプローチが幻想的でした!


かっちょいい岩。

あ、私は少し触って即敗退です!涙
さくっとかっこいい課題が登れるようなりたいです。

夕方は流石に気温も下がって、何より風が寒かったです。

DAY4 奥物部

最終日は奥物部の上菲生川エリアへ。宿題を大量生産しました!そして写真が全然ないのでほぼ文章になります。

まずはサマータイムエリア。 アップがてら始めた、たいこ(3級)。スラブだけどぜんっぜんできない。よくトポを読んだら、

「残念ながら身長168cm以下だとかなり厳しく、グレードも1級以上と思われる。」

身長を言い訳に(159cm)敗退。

続いてやりたかったジュテーム(初段)へ。
岩がでかくて、ラインも好みでしたが色々足りずに敗退。

続いてエリアの名前にもなっているMr.サマータイム(初段)へ。

↑Mr.サマータイム カンテラインを登る、見るからに苦手な強傾斜課題。

記念受験のつもりが、意外と中間まではできたので、次回パワーアップしてリベンジしたい良い宿題に。

その後少し車で移動し、大黒エリアで遠征ラストクライミング。こちらはコンパクトなエリアでした。
見た目がいかつく3級じゃないやろ!って感じのどっかぶり課題、弁天(3級)に敗退。傾斜苦手なかなか克服が難しいです。

一旦グレードを落として、寅泰(5級)、布袋(4級)、トロッコ(5級)、杜子春(3級)をさくさく登り、気持ちよく帰ろうと思っていたところ、

スローピーなリップを止めてマントルを返すというシンプルだけど中身の詰まった、大黒(2級)セッションが始まってしまった笑、ので参加。
何度もトライしてせっかくリップ止めたのにマントル返せず、日も暮れ敗退!しゃーなし!

帰りに高知のチキン南蛮(高知ではタルタルソースではなく、オーロラソースなの知ってました?!)食べて、再び車で一晩かけて東京に連れて帰ってもらいました!




ちなみに、今回は1/1~1/4の4日間登りましたが、毎日数組にしか合わず、駐車も全く問題なくできました!
人も少なく静かで、岩資源たくさんの四国、想像以上にボルダー天国かもしれません。今回は日数的に黒潮ボルダーと奥物部ボルダーにしか行けませんでしたが、仁淀ボルダー、日御子ボルダー、徳島西ボルダー…有名なところがたっくさんあります!
宿泊は高知市内のリバーサイドホテル松栄さんを利用しました。徒歩でひろめ市場のある商店街にも行け、黒潮ボルダーにも奥物部ボルダーにもそれなりに行きやすかったです。


無事に卒論も書き終え、今は卒業を待っている私ですが、クライミング以外にもやってみたいことがたくさんありすぎて、時間と体力とお金が、いや人生が足りません笑
卒業したらとりあえず1年ほど、クライミングと最近初めたばかりのMTBの聖地で遊んでこようかなと思っております!
のんびり今年もブログ更新させていただくと思いますので、よろしくお願いいたします!

寺井杏雛