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服の寿命を伸ばすということ AN#05
2024-02-23 (ANJUブログ)

買い換えるという人も多いとは思いますが、ちょっと待って!
それ修理してもっと長く使ってみませんか?
パタゴニアのWorn Wearでは
「衣類の寿命をわずか9か月間延ばすことにより、炭素排出、水の使用のフットプリントを20%〜30%も削減できます。」
という具体的な数値を出しています。
そう、服を買うという行為も、衣類の生産を促し結果的に環境に負荷をかけているのです。とはいっても、服を着ないで生活する訳にはいきません。 だからこそ、修理してお気に入りの一着を長く使うことは、環境配慮にも繋がります。
また、少しの良い物を長く大切に使う、というシンプルな思想はこの消費社会に対する素晴らしいカウンターとなります。
ただ私は、修理は環境への配慮や消費社会への対抗のためということ以上に、もっと単純に、その一着に愛着が湧いてより自分にとって大切な服になっていくという点において素敵なものだと思います。
昨年、瑞牆の奥地獄のさらに奥に位置する土竜というワイドクラックを二日かけてRPしたのですが、気持ちの良いRPの代償にド派手にデニムのお尻の箇所が破れてしまいました。形の気に入っているデニムだったので、近所のお直し屋さんで直してもらいました。すると、そのデニムが自分にとって本当にお気に入りのワイド勝負服になりました。

↑ド派手に破れたパンツ

↑当て布で修理!
また、実際に瑞牆の駐車場で、この修理されたパンツを見て知らないクライマーに「そのパンツかっこいいね〜」と声をかけてもらえたこともあります!
修理方法もたくさんあります。メーカーの修理サービスに出すもよし。自分で裁縫するもよし。もっと手軽にリペアテープを貼るもよし。

↑化繊のインサレーションをリペアテープで簡単に修理
価値観は人それぞれですし、私も正直ぼろぼろのお洋服を街中で着るのは抵抗ある時もあります。でも、せっかく買ったお気に入りの服、一緒にあの課題をトライした服、あの課題が登れた時にきていた勝負服、そういう服を少しでも長く使えたら素敵だと思いませんか?
そして、いよいよ今月に迫ったいいちこSTEPでもご近所のお店、パタゴニア神田ストアが他社製品も含めクライミングウェアの破れやほつれをなおす修理を無償で行います!ぜひ、直したい服を持ってきて服の寿命を伸ばしましょう!
寺井杏雛
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