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クライミングの種類!ボルダリングとロープクライミング、ロッククライミングを解説 AN#06

2024-03-04 (ANJUブログ)

今回はクライミングについて、クライミングにこれから挑戦する人や始めたばかりの人、外岩に興味のある人に向けて、クライミングの種類について書いていきます! 


まず、ジムで行うクライミングでは、ホールドと呼ばれるカラフルな石を掴んで、同じ色のホールドや、同じテープの貼ってあるホールドなど、決められたホールドだけを使って登っていきます。






そして、ジムクライミングには、ボルダリングとロープクライミングの2種類があります。



↑ボルダリングでは、3〜5m程の壁を登ります。壁の下にマットが敷かれており、マットの上に着地することで着地時の安全を確保します。



↑一方、ロープクライミングでは、ロープで安全を確保しながら0〜15m程の壁を登ります。登る人(=クライマー)と地面でクライマーの安全を確保する人(=ビレヤー)の二人一組で行います。ロープクライミングの中にも、トップロープクライミングとリードクライミングの2つあります。



トップロープクライミングでは、あらかじめ壁の最上部にロープをセットしており、登る際には常にロープに確保されている状態になり、ホールドから手を離してもロープにぶら下がる状態になるだけで基本的に落下はしません。なので、比較的安全にロープクライミングを楽しむ事ができ、ロープクライミングはまずトップロープクライミングから始めることがおすすめです。


 次に、リードクライミングではロープがあらかじめ壁の最上部にセットされていません。
その代わり、登りながら、壁に予め設置されているクイックドローにクライマーがロープをかけながら登っていきます。
落ちると、最後にかけたクイックドローが支点となり地面までの落下を防ぎます。


 2020年の東京オリンピックでは、ボルダリング、リードに加えて、スピードの三種目がありました。スピードはトップロープ状態で壁の最上部まで登るタイムを競うものです。



 続いて岩を登るロッククライミングについても簡単に紹介していきます。
ロッククライミングでは、決められたホールドを登るのではなく、スタート位置と大まかな登るラインが定められており、あとは自由に登ります。よって、使うホールドも登り方もジム以上に人それぞれ異なります。

 また、ロッククライミングにもボルダリング、ロープクライミングそれぞれあります。ボルダリングでは、マットを持参し岩の下にマットを敷いて安全を確保します。


 ロープクライミングでは、ロープはもちろん、クイックドローやカムやナッツなどの落ちたときの支点となるプロテクションも持参します。




終了点があらかじめあるルートがほとんどですが、中にはないルートもあります。その場合は、自分で終了点を作ったり、懸垂下降等の技術を使って降りてくる必要があったりもします。ジムに比べて、必要な道具や覚えるべき技術も多くなります。

 また、外岩でもトップロープクライミングとリードクライミングそれぞれあります。しかし、ジムと異なりロープがあらかじめ岩の最上部にセットされているということはないので、自分たちで一度最上部までいき、トップロープの状態を作る必要があります。リードクライミングでもクイックドローなどがあらかじめセットされていないので、最初に登る際にはセットしながら登る必要があります。


 ロッククライミングは基本的に自然の作り出した「不変のもの」(=岩)を相手に遊びます。岩を綺麗な状態に保つために、ブラシを持参してチョークを落としてから帰りましょう。また、この岩でも登っていいわけではありません。所有地の問題や、近隣住民の方と円滑な関係性を築いていくためにも、登って良い場所と、そうでない場所がありますので、ルールを守って楽しみましょう。

 ロッククライミングは歴史も長く、種類を深掘りしていくとたくさん出てきます。そのことについては次回以降書いていこうと思いますので、乞うご期待ください!

※基本的にクライミングは自己責任の遊びです。いくら、マットやロープで安全を確保しているといっても、着地の仕方、落下の仕方次第では怪我につながることもあります。よって、正しい知識を持って、十分に安全に配慮しながら楽しみましょう。

寺井杏雛

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